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研修 クライエントとの距離

kokorozashi社会福祉士事務所の鮫島です。

本日もクリニックでケアマネージャーのみなさんに相談援助研修を実施しました。

●ポイント●

受容、傾聴、共感、距離感、クライエントの想い、支援者としての視点

今回は2人1組で行なったロールプレイでは来談者・相談員役に分かれ、来談者役は相談支援を行うなかでの「うなずき」「あいづち」にもそれぞれを意識して取り組んでもらいました。また、

・環境設定として向かい合わせや斜めに座る、隣同士などどのような距離間をとり関わるのが良いのか

・言葉遣いも丁寧にいうことに越したことはないが、あまりに何でも丁寧すぎると何を言っているのか伝わらない

・ただ距離を身近に感じてほしいと思い砕け過ぎた言葉を使っても、来談者からすると入ってほしくない距離に踏み込んでしまい距離をとられることもありかえって信頼関係の構築が難し区なることもある

それぞれのペアでロールプレイを行なったあとに振り返り、上記のような意見交換もされていました。

普段自分が何気なく使っている言葉や立ち振る舞いが、相手にどのような印象を与えているのか。ただ関わるのでなく、専門職として相談援助に関わる際には自分自身のことも客観的に見ることが求められます。

 

私自身も、自分の傾向として利用者の方と距離が近くなりやすいことが挙げられます。それをしょうがないで終わらせるのでなく、自分の傾向をわかったうえで支援に携わることを意識しています。

距離感が近くなりすぎることを防ぐために、

①自分が距離が近くなることを意識し、自分自身を客観的にみるよう努める

②周りの職員・相談員に情報を共有し、距離感が近くなっている際は周りから客観的な視点で指摘してもらえるような環境を意識して作る

③自分だけで抱え込まない。もし自分が倒れてしまったとき継続した支援ができないでなく、自分が離れても他の相談員・他職種が情報を共有しており問題なく支援が継続できる環境づくり

以上を意識して、現在も講師活動も行いながら相談援助にかかわっています。

というように私が一方的にお話しするだけでなく、ポイントをお伝えし「できないで終わらせるのでなく、できるようにどうアプローチするのか」受講生の皆さんとともに考え、毎月学びを深めています^ ^

その他にも事例検討を行い、

・事例に挙がった高齢者の判断能力の状態に影響を与える要因

・判断能力の不十分な人が利用することのできる制度

についても学びました。

 

それではまた来月も、受講生の皆さんにお会いできることを楽しみにしています♪

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