福祉、介護におけるマナー研修
今回は、堺市にある訪問介護事業所で新入職員の方々へ
「福祉、介護におけるマナー研修」
というテーマで研修講師を担当させていただきました。
今回は9:00〜18:00と長時間にわたる研修の中、受講生の皆さんも積極的に参加してくださりました。
※後半に、1日研修の大まかなスケジュールを掲載しています。
研修の初めは福祉について・介護について、自分がイメージするもの他の受講生がイメージするものをそれぞれ発表してもらい、自分自身の視点と他社の客観的な視点を両方備えたうえで支援に関わってもらえたらという話をお伝えしました。
その後に、アイスブレイクも兼ねた自己紹介・他己紹介も行い、そしてコミュニケーションについて、見た目が相手に与える印象、距離感(身体的・精神的)やそのような表情・身振り手振り・立ち振る舞いが利用者の方に安心していただけるか体験。
休憩時間には介護保険内のことや介護保険外のことについても質問もあり、現在鮫島が活動している制度内外の活動を例に挙げ、少しでもイメージが湧きやすいようにお伝えさせていただきました。その際に、介護保険など制度内だからこそできる支援も多くあることを伝えています。
そこから確認も含め、介護保険制度についての説明としてどのような方が介護保険を利用できるのか、特定疾病についてもお伝えし、支援の場として大きく分けて在宅支援・施設での支援の二つあることやそれぞれの実践現場での支援の視点もお伝えしました。
特に在宅での支援では利用者様を始め、家族さまや他の事業所の方、地域といった他と連携して取り組む必要性。やりがいがあることをお伝えしました。
また、高齢の方でも障がいを抱えている方もいるため高齢者支援の視点だけでなく、障がい理解の必要性〈身体・知的・精神〉についても簡潔に伝えています。
<1日研修、当日の流れ>
1・福祉・介護の接遇応対の基本
福祉、介護とは
個人ワーク、グループワーク
2・コミュニケーションの大切さ
自己紹介、他己紹介
コミュニケーションとは
3・見た目の重要性
バーバルコミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーション
4・お辞儀をすること
適切な距離感(身体的、精神的)
5・良い表情とは
表情が及ぼす効果
6・挨拶
自分が良いと思う挨拶
相手から見て良いと思う挨拶
7・基本的な言葉遣い
丁寧な言葉遣いを意識する。
8・好感の持たれる話し方
相手の目線に立つ話し方
9・具体的なコミュニケーションの取り方
利用者様、家族様とのコミュニケーション方法
職員とのコミュニケーション、連携
10・利用者様への対応
それぞれに訪問場面の実践について話してもらい、他の受講生と意見交換。発表。
※kokorozashi社会福祉士事務所では福祉事業所での各研修(新入職員への研修や、事業所に求められる法定研修、介護倫理についての研修)を行っています。希望される際は、ご連絡いただけると幸いです。